No.23 病院に入院すると眠れなくなる?入院×睡眠の関係を考える。
入院したことはありませんが、仕事として入院している方と接しています。
いつもありがとうございます。理学療法士の外海祐輔です。
今回はこれまでと比較するとコアな内容ですが、入院生活(自宅以外で眠ること)と睡眠について紹介したいと思います。
これは私自身が睡眠についてもっと学ぼうと思ったきっかけでもあります。
【目次】
病院に入院すると眠れなくなる?
入院生活睡眠に特化した過去の研究は私はまだ見つけられていません。(あればぜひ教えてください)
普段過ごしている場所と違う場所で眠った場合にどのような違いがあるのでしょうか。
この点に関して調べている研究では以下のことが言われていました。
・高齢者は環境変化に伴う適応力が弱まっているため、
施設入所などの急激な環境変化に伴い、睡眠覚醒リズム*1が乱れる
・覚醒睡眠リズムが乱れるとせん妄*2の発症や転んでしまう
危険性が高まる
これらを入院生活に当てはめて考えてみると・・・
・自宅で過ごしていたところから急に生活時間が変わるため、夜に眠れなくなる。
・睡眠覚醒リズムが乱れることでさらに生活の制限につながるような症状が出現する
可能性が高まる
ということが考えられます。
入院中の生活はどう変わる?
過去には入院するとどのように生活が変わるのかということも調査されています。
・基本的にはベッド上や病室内での時間が増加している
・さらにぼーっとしているなど活動量が減少する
・教育歴*3の違いにより、読書や部屋の掃除や整理整頓に差がでる
入院するには何かしらの理由があります。これにより普段と同じ生活はしなくなります。さらに、入院により日中の動く範囲も狭くなったり、そもそも仕事などはしないことがほとんどです。
生活リズムを工夫して入院中の睡眠を克服する
生活リズムを捉える時に上の図のように様々な要素から考えても良さそうです。
特に入院中はこの中の「同調因子」の部分が多分に影響されています。
同調因子は光(明暗)、音、振動、気温、湿度、人の気配などが挙げられています。
これらは入院中、特に大部屋にいると必ず触れてしまう部分です。
解決するために簡単に行えることは耳栓とアイマスクですね。
耳栓で音や人の気配を感知している部分をシャットアウト
アイマスクで光をシャットアウト
ちょっとした工夫で入院中に少しでも睡眠が取れるようにしてみてはいかがでしょう。
もちろん入院しないに越したことはありません。
そんな時にはここでご覧になったことを少し試して見てください。
まとめ
今回は入院と睡眠の関係について紹介しました。
このブログをご覧になっているあなただけでなく、周りの方に困っている方がいればぜひアドバイスしてみてください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
少しでも興味があれば読者登録をお願いいたします。